最近の精神疾患

診断例が増えるでしょう

笑顔

比較的新しい精神疾患として知られているのが、適応障害です。適応障害では何らかの環境の変化やストレスが原因となり、心身が状況に対処出来なくなってしまいます。その結果、感情的に不安定になってしまう病気です。怒りやパニックなどのネガティヴな感情を持ちやすくなり、時に問題行動に発展します。環境の変化や過度なストレスに上手に適応出来ないことがこういった症状の原因とされており、現在では特に多いストレス性疾患です。環境の変化は実際様々な状況で起こり得ます。職場での配置転換や転勤はもちろんのこと、結婚や就職といった場面でも少なからず変わるのが環境です。こういった状況の変化に適応出来なくなると、適応障害へと移行してしまうことがあります。これまでストレスによる一時的な反応と見なされてきた症状は、適応障害として治療の対象となっているのが現在の状況です。心療内科においても特に多く扱う病気の一つとなっており、今後も適応障害と診断される事例が増えていくと予想されます。

早目の治療が必要です

心療内科では、現在適応障害の治療の一環として認知行動療法などを行っています。この病気は外的な要因の捉え方に病気の原因があることから、この手の心理療法が非常に効果的です。ストレスを少なくすることを目指すため、本人の考え方や物の捉え方の癖をカウンセリングなどを用いて改善していきます。適応障害は放置すると社会的な損失を生んでしまうことも考えられることから、早目の対策が必要です。また、適応障害に罹患すると一定の確率でうつ病などの他の病気に移行していくことがあります。従って、最初の段階で病気の方向を見定めることが適応障害では大切です。環境の変化は少なからず心身にストレスをもたらします。こういった変化は、時に仕事の失敗や経済的な要因などによっても引き起こされてしまうことが問題です。新たな状況が起こることが主な発症の引き金となっており、実の所誰にでも適応障害は起こり得る病気と言えます。本格的な精神疾患に移行するケースは稀ですが、早期に病状を見定めることが大切です。