発症のきっかけは様々です

仮病ではない

看護師

日常生活をおくる上で、ストレスを全く感じることがなく、生活することが出来るという人はほとんどいません。多くの場合は、多少のストレスを感じ、一時的に落ち込んだとしても時間の経過とともに回復することが多いのですが、様々な要因が重なるなどして、予想以上に精神的なダメージを受けたような場合には、適応障害を発症することがあります。適応障害の症状としては、不安感や恐怖感、焦燥感を感じる、絶望感、うつ症状、勤務怠慢や過剰飲酒などの問題行動、頭痛、腹痛などがあります。感じているストレスが軽減・消失させることが出来た場合には、症状も緩和させることが出来るという特徴があります。適応障害は、ストレスのかかる環境にないときには比較的元気である事が多いため、しばしば仮病と批判されることもあります。特に、仕事に対してストレスを感じている時には、休職中に旅行に行くなどの行動が見られることもあります。批判するのではなく、適応障害を理解し、対応するということが大切になります。

理解することが大切

比較的一般的になりつつある、うつ病ですが、症状や治療法に対しては正しく理解している人が多いというわけではありません。また、適応障害に関しても同様の事が言え、言葉を聞いたことがあるという人でも、うつ病との違いや発症している人に対する正しい方法を理解しているという人はそれほど多くはありません。不適切な対応は、症状を悪化させる原因となりえます。早期回復には、早期治療が大切になりますが、適応障害を発症する人の中には、責任感が強い人が多く、治療が遅れてしまうことも多いようです。今後は、うつ病を含めた精神的な症状があらわれる病気に対しての理解が進むということが求められます。そして、診断・治療を受けることが出来る病院の不足も解消されるべき課題と言えます。診療を受けたいと思っても、予約がなかなか取れず、問い合わせをしてから実際に治療を受けることが出来るまで数ヶ月間待たなければならないということも多いのが実情です。今後はこの課題についても解消する必要があります。